「Kマットの調整・保管について」
乾燥度にばらつきががございますので、使用前に加水等で調整してください。
梅雨が明けるまでの、製造シーズン初期ロットは、通常よりも水分が多めですのでご了承ください。
冷凍→解凍後に発送しておりますが、ガス抜きを2〜3日おこなった方が良いです。
乾燥度が高いロットの場合、ガス抜き後に加水をして混ぜ合わせ、2〜3日落ち着かせてから使用すると良いです。
直接日光が当たらず、結露が起きにくく、温度変化の少ない場所で保管してくだい。
使用する分だけ袋から取り出し、残ったマットはできるだけ袋やケースで密閉保管すると良いです。
袋を二重にするだけでも効果があります。
【雑虫の対策について】
「コバエ」
ケース内で発生した場合、生殖能力のない小さなうちにケースから外に追い出すか、ケース内に少量のアースジェットを吹き駆除してください。
アースジェット等の殺虫剤は、幼虫に直接かけないように注意してください。
こまめに駆除することでコバエは減らすことができます。
前蛹や蛹になっている場合は、人工蛹室に移動させた方が無難です。
「線虫」
マットの水分量が多いと発生することが多いです。
直接、幼虫に危害を加えることはありませんが、大量に発生した場合、ケースの空気穴を塞いでしまうことがあるのでご注意ください。
「ダニ」
幼虫の調子が悪く動きが鈍かったり、前蛹になりマットが耕されなくなると、表面にダニが発生することがあります。
ダニは、幼虫の気門(酸素を取り入れる穴)に詰まると酸欠になり、最悪の場合は窒息死してしまいます。
表面のダニを取り除くだけでも効果があるので、ダニが発生した場合は注意してください。
ダニは酸欠に弱いので、マットを保管する際は、密閉力の強い新品の袋に入れ替えるか、袋を二重にすることでダニ避けになります。
また、マットが乾燥しすぎると、普段見るダニよりも小さな「粉ダニ」が発生することがありますので、マットの乾燥しすぎにもご注意ください。
「ミミズ」
冷凍する事でほぼ駆除できますが、稀に繁殖能力のある個体が生き残る事があります。
ケース内にミミズが2匹いれば繁殖してしまいますので、確認しましたら取り除いてください。
上記の雑虫達は、袋に入れて密閉し、冷凍することで極力駆除することに力を入れていますが、マットを製造する工程で完全に取り除くことは不可能です。
コバエの卵は冷凍しても駆除できず、また大気中に卵が浮遊しておりますので、マット以外からも孵化して増えるので、日頃の駆除が大切です。
ダニ・線虫は冷凍でかなり駆除できますが、しぶとい個体もいます。
ミミズは冷凍で卵(直径2.5mmほどの大きさ)は駆除できますが、成虫はしぶとく生き残ることがあります。
「電子レンジ」を使用し、200w〜500wで3分ほど加熱する事で大半の雑虫を駆除できます。長く加熱するとマットが変質するのでご注意ください。