私たち「Pilz株式会社」はサスティナブルな社会を目指しています。

豊かな自然と地下水のおかげで、横手市では美味しい椎茸を通年収穫できている。
しかし、収穫が終わった菌床ブロックはやがて「廃菌床」というゴミになる。
その数、年間350万菌床。処理にかかる費用も莫大な金額となる。

そこでPilz株式会社では、廃菌床を加工して「カブトムシ」の幼虫の餌を作ることにした。
カブトムシといっても、世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」である。
そのヘラクレスオオカブトの幼虫は、廃菌床からできた幼虫の餌「Kマット」を食べ
長いと2年もの間、フンという有機肥料を生み出してくれる。

ゴミから幼虫の餌になり、有機肥料という副産物を産み、そして「ヘラクレスほうれん草」が誕生した。
「ヘラクレスベジタブル」も立ち上げ、有機肥料を使って収穫された野菜・果物には
「ヘラクレスベジタブル・認定シール」を貼り「ブランド化」を進める。

昆虫由来の有機肥料のおかげで
栽培が難しい6月~10月に

高品質なほうれん草を安定供給できる。

昆虫由来の有機肥料のおかげで
品質が向上し、生産量も増加した。

ヘラクレスオオカブトの幼虫のフン。
匂いもベタつきもない。
家畜フンに比べて、チッ素、リン酸
カルシウム、マグネシウム濃度が高く
肥料効果が期待できる。